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すこしのつぶやき
by tubara-tubara
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なきたいとき



体育祭も無事終わり
友達と
「来年はどこの高校の体育祭にいるのかな」
と話して
帰宅後


ぱたり・・・


少し寝て
もそもそ。



娘ががんばったあと
寝ている
部屋の外で
何気なく、
ベランダを掃除しました。


時間は
夜の7時40分。


何故か
顔を見たくなって
病院へ。


自転車で急いでも20分はかかるのですね。


父のおかげで
貧しく
さみしい言葉の中で育ちましたが
祖母に愛され
親類に可愛がられて過ごしました。



主人の父も
「他の女に孕ませた。結婚するから羽織袴を用意しろ。」




主人と私は
親に関係する
切なさがない
まずしさない
「普通の家庭」を夢見て
いました。


我慢できることなら
我慢して
決して離婚をしないと。








どんなことがあっても
主人は
育ての父をたてながら
産みの父を大切にしていました。
西海の
植物園のような病院を
何度たずねたことでしょう。


産みの父が亡くなって葬儀に参列したと
育ての父に告げた時
激怒されました。


「おまえは、俺の息子だろう。」




わたしは今
母にも育ての父にも
何も言わず
父の見舞いに行きます。
ただ、
会いたい。



今日は
大きな
酸素ボンベが
ありました。


行くのではなかった。



この人の前では
わたしは娘になれる。


抱きついて
泣ければ
よかったけれど
親に抱きついて泣いたことがないので
どうしていいかわかりません。



ぽたぽた
涙を流せば
わたしの
なまえをくりかえし・・・


「かわいいなぁ」


せっかく
また
あえたのだから
わたしを
おいていかないでください。


もうすこし
あなたと
はなしをさせてください。



もう一度心の空白がやってくるのが、恐ろしいです。





お父さん、死んだらいかんよ。
お願いやけん。
いきとって。
おいていかんといてね。






すべては大いなる方の
み手にまかせて



by tubara-tubara | 2011-06-05 22:43 | にちじょう